よってがっしょリフォーム|リフォームの基礎知識
「リフォームって何?」、「どう進めればいいの?」とお悩みの方も多いと思います。リフォームを考え始めたとき、困ったときの手掛かりとしてお役立てください。
リフォームとは
そもそもリフォーム(reform)とは、改良する、作り直すという意味の英語。
住まいのリフォームとは、既存の住宅に手を加えるさまざまな工事のことを指します。
傷んでいるところを修理したり、住む人のニーズに合わせて作り変えたりと、今ある住まいにより長く、より快適に住み続けるために行います。
あなたの住まいに必要なリフォームとは
住まいの居心地を良くし、寿命を延ばすためには、問題点の早期発見と適切な工事が有効です。
まずは、住まい全体の現状を把握しましょう。傷んでいる部分や修理したい所、耐震性など、気になる部分をすべてチェックします。その上で、不満な点と要望する点を思いつくまま紙に書いてみましょう。
予算の問題もありますので、書き終わったら優先順位をつけて整理してみます。すると、今の住宅の問題点と、最も改良したい部分がはっきりしてきます。
部位別 リフォームの基礎知識
キッチン
キッチンをはじめとする水回りの変更には多くの制約があります。まず換気扇や給排水管の位置は、一般的に移動することができません。ただし、キッチンの場所をそのままに、向きを変える(対面式にするなど)のような変更であれば可能です。またレンジフードは、既存の排気口の位置に合うものを選ぶ必要があります。
壁材は、シンクやレンジまわりは目地がなく掃除しやすいキッチンパネルを、その他の場所には汚れ防止機能つきのクロスを選ぶようにしましょう。床材には、水が飛んでも拭き取りやすく、油がしみ込む心配もない塩化ビニールシートがおすすめです。最近ではタイル調や木目柄など、さまざまなバリエーションが揃っています。
トイレ
トイレなどの部分リフォームの場合は、場所そのものの広さを変えることはできないので、限られた場所でいかに快適に過ごせるかがポイントになってきます。壁や床の色・質感とともに、どのような機能を持たせたいかを明確にしておきます。ウォシュレット、便座ウォーマー、自動洗浄装置など、便器のバリエーションはとても豊富です。どんなトイレにしたいか、イメージを固めてから製品を選ぶようにします。 またトイレットペーパーなどの備品は、トイレ内に置ける方が便利ですので、壁に埋め込み式収納を設置すると空間がすっきりします。
バスルーム
漏水の危険性を考慮し、リフォームはできるだけユニットバスに変更した方がよいでしょう。ユニットバスはサイズが規格になっているので、 リフォームもしやすくなります。また安全性を考え、浴室の床は水はけがよくて滑りにくい素材を選ぶ、手すりを設置するなどの配慮も大切です。手すりの取り付けには、事前に壁面調査をする必要がありますが、マンションなどで使用されているユニットバスの壁面にも、安心して取りつけることができます。
収納
収納をリフォームする際は、現時点でどのくらいの収納物があるのかを正確に把握し、今後どれくらい量が増えるのかを考慮して、慎重に計画 することが大切です。マンションの場合、柱や梁型に収納の奥行や高さを合わせるようにすると、柱や梁が目立たなくなりデッドスペースも活用できます。
間取りの変更
まず建物の構造を確認しましょう。一般的に建物を支えている柱と梁さえいじらなければ、壁の位置はほぼ自由に変えられます。これに対し、
『壁式構造』の場合はリフォーム可能な箇所が限られてきます。この構造では、鉄筋コンクリートでできた壁がマンションを支えているため、基本的に改造は不可能です。
構造についてはリフォーム業者に現場調査してもらい、調べるようにしましょう。なお、部屋を区切り直すだけなら内部間仕切り壁を増やせば済むので、構造・工法を気にする必要はありません。
床の張り替え
マンションの場合、床の仕上げ材は専有部分ですが、騒音などの点で階下に迷惑がかかる場合があるため、管理規約や使用細則で制限されることもあります。管理規約を確認し、管理組合にリフォーム許可をもらうようにしましょう。
フローリングは音が階下に響きがちなのでトラブル防止のために、なるべく防音性の高い製品を選びます。床に直接座って、のんびりくつろぎたいという人には、柔らかいコルク製の床がおすすめです。